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・四大貴族(よんだいきぞく)【団体】

かつての電脳世界に存在していた、四つの大陸で最も大きな権力を持つ貴族の呼称。ノースアイランドの

パゴノ家、サウスアイランドのアヒロ家、イーストアイランドのカルディア家がこれに属する。

ウェストアイランドの貴族の一家は、戦争より数百年前に何らかの理由によって滅亡しており、仮の処置と

して王族であるアダマース家が四大貴族の一つとして扱われているが、現在も空席の状態が続いている。

戦争によって貴族の地位は失われ、あまりこの名で呼ばれることは少なくなった。

*ら行

・ラーフィール島(ラーフィールとう)【地名】

ウェストアイランド北西に位置する海底島。元々は海上にあった島だが、戦争によって亜人に攻め落とされ

るのを恐れた海の主が、幻獣人達と共に島を海底へと移したのだという。

精霊種が統べる深海宮殿があり、その美しい姿を見に島を訪れる者もいるようだ。

 

 

・ラヴァル(ラヴァル)【地名】

ノースアイランドの山岳地帯のどこかにあるとされる秘境の村。大昔より変わらぬ暮らしを続けている

「ニンジャ」や「サムライ」と呼ばれる一族が住むとされているが、他の地方、他の大陸から来た者がこの

村を見つけるのは至難の技で、未だに正確な位置がわかっていない。

村の周辺には様々な鉱物が採れる鉱山があり、村に住む者達はこれらを売って生活しているらしい。

 

 

・ラクトブルク(ラクトブルク)【地名】

ウェストアイランドの首都。大陸の中心地ではあるがイーストアイランドと違い発展した街は少なく、

綺麗に整備された自然が数多く残っている。

秘境のうわさや伝説が大陸各地に語り継がれているため、それらを解明しようとする学者や研究者の研究

施設が建ち並ぶ場所があり、日々新しい情報が発信され続けている。大陸の謎を追うミステリーツアーも

毎日のように開催されており、マニアックな知識を持つ者たちが集まってくる街として一部の仮想人種には

非常に有名なようだ。

 

 

・ラクラマ神殿(ラクラマしんでん)【地名】

フルーメルの山岳地帯のはずれに位置するラクラマ地方にひっそりとそびえる神殿。

かつては天使信仰の総本山として大勢の信者が集う場所であったが、現在はその信仰も廃れ、整備されず

放置された神殿だけが残っている。

今でも天使が住まう地、として語り継がれているが、信仰が廃れて以来この神殿に立ち入る者はいないようだ。

 

 

・ラメト(ラメト)【地名】

ラクトブルクの西に広がる大きな草原地帯。幻獣人の住む縄張りが多く、亜人はほとんど住んでいない。

また亜人達が住むような村や町も存在せず、周りに建物の見当たらない草原がひたすらに広がっている。

 

 

・革命の剣(リヴォルツィオーネ・スパーダ)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである戦闘部隊。戦う事が好きな戦闘狂の集まり。荒くれ者集団で毎回仕事中に

問題を起こすので、あまり民からの評判はよくない。

部隊の特徴は深緑の帽子。

 

 

・陸獣種(りくじゅうしゅ)【種族】

幻獣人族の種族の一つ。陸に住む動物に似た姿をした仮想人種。

寿命はおよそ500年。特徴は耳、尻尾、鋭い爪や牙など。

草原や森の奥、切り立った山などを住処とする。縄張りを持つものもいる。

 

 

・リビオス(リビオス)【地名】

イーストアイランドの北、ゼクレイ高山のふもと近くに位置する小さな村。神話に語られる魔法の始まり・

大魔導士バシレウスの遺した石碑がひっそりと立っており、信仰が続けられている。

大昔より亜人だけが暮らしていた村で、今現在も他種族を嫌う習慣が残っているらしい。

 

 

・リンジス川(リンジスがわ)【地名】

サウスアイランドを二分する川。レブロ地方の山岳地帯から湧き出ている水が川となって流れているため、

とても透明度が高い。この水をカームダインまで引っ張ってきて、そのまま生活用水として使っている。

山岳地帯近辺の川は泳いで遊べるほど流れが穏やかだが、湖に近くなるほど急流になっており、大雨が降った

日は必ず氾濫する。

 

 

・ルカンドア(ルカンドア)【地名】

ウェストアイランド南西に位置する島。芸術家が集うアートな浮遊島で、年に一度開かれる音楽祭は世界中

から観光客が訪れるほど有名だったが、ある時起こった大嵐により島は崩壊、そのまま深海へと沈んで

いってしまった。

現在は島に立ち入る者はおらず、かつての島の番人がこの地を守るように海底をパトロールしているという。

 

 

・ルクレーン(ルクレーン)【地名】

イーストアイランドのほぼ中心に位置する第二の都市。大陸各地より学者が集う学業の街。電脳世界で最も

有名な冒険家育成学校があり、一流冒険家を目指す若き仮想人種達が集まってくる。

暮らす者によりよい学びを提供するための設備が整っており、ルクレーンの住民の頭の良さは電脳世界でも

トップクラスと言われる。

 

 

・霊神族(れいしんぞく)【種族】

電脳世界に住む仮想人種の一つ。現代世界で言う神様のような存在。

寿命はない。見た目は亜人とほとんど変わりがないが、不思議な目の色をしていたり、体のどこかに天使の

輪のような白く発光する輪っかを持っていたりする。

髪が異様に白く発光している、常に浮遊している、体に触れると裁きを受ける等神格化された特徴が挙げ

られていたが、これらの特徴は一部の霊神族のみであることが判明し、本来は他の人種と何ら変わりのない、

少し外見や寿命が違うだけの同じ仮想人種だという事が最近明らかとなった。

 

 

・レストマイア(レストマイア)【地名】

イーストアイランドの首都。中心部には高層ビルが建ち並ぶ商業区と冒険者ギルドが集まるギルド帯があり、

24時間眠らない街として常に活気に溢れている。地方または他の大陸から夢を追い求めやって来る者が絶えず、

昼も夜も大勢の仮想人種が行き交っている。

郊外は中心部と比べかなり静かで、公園や住宅地が多い。この辺りに建つ住宅やギルドは中心街へのアクセス

もよく、また自然が多いためのびのび暮らすことができると非常に人気が高い。

 

 

・レストマイア警察(レストマイアけいさつ)【団体】

電脳世界中の犯罪を取り締まる『電脳警察』のイーストアイランド担当部隊の一つ。レストマイアの街を中心

に活動する。

紛失物・行方不明人物の捜索、盗人の捜査・逮捕、ご近所トラブルや喧嘩の解決等、異変の絡まない事件を

主に担当している(魔獣退治、欠落の調査などは冒険家に依頼するか、もしくは小規模であれば冒険家と共に

解決している)。

冒険家の影に隠れて目立たないが、冒険家ではないごく一般市民からはとても頼りにされているようだ。

 

 

・レブロ(レブロ)【地名】

サウスアイランドの北西、カームダイン近辺にある山岳地帯を有する地方。

あまり標高の高い山はないが、天候が変わりやすかったり、形のまばらな岩場ばかりだったり、脆く崩れ

やすい足場が多かったりと、非常に登りづらく、好んで立ち入る登山家はなかなかいない。

ふもとには地底奥深くまで続いていると言われる洞窟があり、山よりこの洞窟の方が訪れる者は多いようだ。

 

 

・レベスト(レベスト)【地名】

ノースアイランドの東、暗闇の森のはずれに位置する町。日の出がよく見えることで有名な岬があるが、

町の東側は崖に囲まれており、自殺者が絶えないという。

 

 

・レマトラ(レマトラ)【地名】

サウスアイランドの中心部に位置する小さな集落。川に近く、大雨の日には氾濫した川の水で集落中が

水没してしまうため、高台や木の上に家を作って暮らしている。

一家に最低でも一つ、必ず船を用意しておくのが義務。

 

 

・ロアティシオ地方(ロアティシオちほう)【地名】

ナインテール王国ができるより以前、ウェストアイランド南に存在していた古い地方。不死鳥の一族が

支配しており、とある民族が暮らす集落が点在していたという。ウェストアイランドの古い言葉で「常世を

現す鏡」の意味。


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