*ま行

・マグラキア樹海(マグラキアじゅかい)【地名】

サウスアイランドの南西を占める巨大な樹海地帯。雨がよく降り、森のあちこちに魔獣の縄張りが存在する。

奥地には密林集落があるが亜人はあまりおらず、住んでいるのは幻獣人がほとんど。

樹海の中心部には活火山であるマグラキア火山があり、何百年かに一度大噴火を起こす。

 

 

・魔犬探偵事務所(まけんたんていじむしょ)【団体】

サウスアイランド・カームダインに拠点を構える探偵事務所。所長のラクータ・キュオーンを始めとする、

探索能力に長けたエリート探偵達が所属している。

魔犬探偵事務所の探偵が関わった事件が解決しない事はない、と世間ではかなり有名で、大陸各地に精鋭を

派遣し、日夜事件の謎を追っている。

しかし、最近はちょっとしたおつかい程度の依頼しか来なくなってしまったようであり、随分と退屈して

いるのだとか。

 

 

・マザーコンピュータ(マザーコンピュータ)【伝承】

電脳世界の心臓とも言える人工知能。常に魔力を生み出し続けている。

5枚のコネクトチップと呼ばれる魔力媒体と、エーテルと呼ばれる魔力コアによって動いている。

このコネクトチップとエーテル、どちらか一つでも欠けてしまうと、マザーコンピュータは活動を停止

してしまい、やがて世界中に魔力が行き渡らなくなり、崩壊を迎えてしまう。

 

そのこともあり、センターサークルには無断で立ち入れないようになっている。

始まりの亜人ユリス=アルヒコと弟テラスが自分達の知識と技術のすべてを結集させて作り出した。

 

 

・魔獣(まじゅう)【生物】

電脳世界に住む魔力を持つ獣。現実世界で言う動物。

仮想人種と同じく属性を持ち、様々な魔法を扱う。知能は高い者低い者様々で、前者は群れを作り共に

暮らしたり、仮想人種と会わないように山奥の誰も立ち入らないような場所に住処を作ったり、また数は

少ないが賢い者はヒトの言葉を理解することもできるという。

だが、後者は仮想人種を襲ったり、畑や町を荒らしたりするため、害獣として駆除対象となっている。

小さめな魔獣はヒトを襲わず、生活に役立ったりヒトの心を癒す力があるためか、ペットとして飼う者は多い。

彼らは魔獣を使役する『魔獣使い』とは異なる。

また余談だが、知能が高けれ低けれ、何らかの事情で仮想人種と関係を持ち、強く「仮想人種になりたい」

と願うと、有する魔力が突然変異を起こし魔獣から仮想人種へ姿を変えることがある。何件か目撃例はある

ものの数が非常に少なく、実際に姿を変えた瞬間を見た者もいないため、変化のメカニズムは未だに解明

されていない。

 

 

・魔獣使い(まじゅうつかい)【職業】

仮想人種の職業の一つ。困っている人々を助けたり、未開の地を冒険したり、害をなす害獣や欠落を退治

するのが主な仕事。基本的には冒険家と同じだが、パートナーとして魔獣を使役している点が冒険家と異なる。

魔獣と共に暮らしているため、ソロで活動する者がほとんど。例外として冒険家と同じギルドに所属して

いることもある。

 

 

・マックラック(マックラック)【地名】

ノースアイランド西の大部分を占める工業都市。元々はフェンリルフォレストの一部だったが、亜人により

開発が行われ、森のほとんどが伐採されて街となった。

建物や乗り物の部品、ガジェット等に使用するパーツなど、様々なものを作り続けている。仮想人種の生活

がよりよくなるような仕事を続けているというが、最近は科学魔法物質の流出による環境汚染が広がって

おり、問題視されている。

 

 

・マテル(マテル)【アイテム】

電脳世界のお金の単位。1マテル=1円。

 

 

・マデルポート(マデルポート)【地名】

サウスアイランド南東に位置する、電脳世界一の港町。豊富な水棲生物が毎日揚がり、新鮮な水の幸が

食べられるとあって、世界各地から極上の料理を求めてグルメな仮想人種が集まってくる。

 

 

・魔道具(まどうぐ)【アイテム】

仮想人種が能力を使う際に使用する道具。能力を持つ者は必ず一つ、この魔道具を身につけている。

魔道具がないと能力を使用することはできない。

魔道具の種類は、その名のとおり道具そのものから、自身の体の一部、自然物に至るまで様々。

魔道具が形ある道具であった場合は、必要のない時には消しておける。能力は生まれた時からほとんど

全ての仮想人種が持っているものだが、魔道具を与えられるまではその力を扱えない。

また、魔道具を専門に扱う魔道具職人という人物もいる。特殊な血筋を持ち、彼らにしか魔道具を生み

出せない。

基本的に魔道具は一つしか持つことができず、二つ以上持つことはできない。理由は解明されていないが、

魔道具が二つ以上あると互いに魔力を打ち消しあってしまい能力を使えなくなってしまうから、だと

考えられている。

 

 

・マドラ(マドラ)【地名】

ウェストアイランド北東に位置する島。精霊使い育成のための学校が建っていて、世界各地からこの島に

精霊使い見習いが集まってくる。島独特の方言が特徴的。

 

 

・魔力(まりょく)【世界】

電脳世界を構成する物質。現実世界で言う電子(プログラム)。世界中すべての存在を形作っていて、

仮想人種達の力になる。何かしらの異常が起こると崩壊し消失する。

魔力の異常は電脳世界の崩壊につながるため、冒険家達が各地をくまなく探索して異常がないかをチェック

している。仮想人種はこの魔力をあらゆるものから貰い、自分なりに形や効果を変えて『魔法』として放つ。

また、能力を使用するときにも使う。ちなみに使用量は『魔法<能力』

元々電脳世界に魔法という技術は存在せず、始まりの亜人ユリスが現実世界から持ち込んだ技術を応用し

『現代科学+電子プログラム』によって人工的に作り出されたものである。

五つの神話の登場人物である魔法の始祖・バシレウスによって電脳世界中の仮想人種達に伝えられた。

魔力・魔法の属性は四大元素である「火・水・風・地」、互いに力を打ち消し合う「光・闇」、そしてどの

属性にも当てはまらない「無」の7つ。

電脳世界に存在するすべての存在・力に属性が付与されている。無属性の魔法は非常に珍しい。

 

 

・ミステルトイ(ミステルトイ)【地名】

ノースアイランドの首都。一年を通して非常に気温が低く、夏でも涼しく快適に過ごすことができるが、

冬は毎日のように大雪が降る。

他の大陸とは違う雪に強い構造をした家が立ち並んでいる。道路や中心街の施設、乗り物などにも大雪対策

の仕組みが施されていて、自然と共存する住民達の強さがうかがえる。

冬になると雪や氷を使った祭りやイベントが各地で開催され、大勢の観光客が集まってくる。寒い日は

氷点下まで気温が下がることがあるが、訪れる仮想人種の数は毎年増えていっているようだ。

 

 

・無魔種(むましゅ)【種族】

仮想人種の特殊な種族の一つ。能力を持たない者を指す。

元々能力を持たずに生まれてきた者と、何らかの理由で能力を失ってしまった者の二通り存在する。

 

 

・メイルト(メイルト)【地名】

イーストアイランド北東に位置する港町。電脳世界各地で獲れた魚や水棲生物がここに集まってくるため、

大陸各地の美味しい水の幸が堪能できる。

 

 

・海峡の爪(メーアエンゲ・ナーゲル)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである警備部隊。警備、とあるが、実際は人助け系の仕事が多く、活動内容は

救助隊のそれに近い。

部隊の特徴は両頬にある爪で引っ掻いたようなボディペイント。その外見から「オーダーキャット

(秩序を守る猫)」とも呼ばれる。


←は行       や・ら行→