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・カームダイン(カームダイン)【地名】

サウスアイランドの首都。四方を海と山に囲まれており、大陸で一番栄えている都市で

ありながら自然豊かで緑が多い。一年を通して非常に気温が高く、晴れの日が多い。

冬でも雪が降ることなく快適に暮らせるが、夏は35度を越える猛暑日が続くため注意が必要。

観光名所が多いため毎年大勢の観光客が訪れるが、豊かな自然を多く残す地域のため

環境に対する規律が厳しく、ゴミを残していく者や環境破壊に関わった人物は罪に問われることも。

 

 

・外界(がいかい)【地名】

仮想人種が暮らす四大陸の海を越えたはるか向こう側にあるとされる大陸。たどり着いた者は

おらず、そのほとんどが謎に包まれているが、四大陸にはない文化や文明が存在していたり、

見たこともない生き物や聞いたこともない言葉が溢れている、などと言われている。

外界については様々な憶測が飛び交っているが、どれも実際に確認できた例はなく、未だに

外界がどういう場所なのか真実は定かにはなっていない。

 

 

・怪盗飛狐(かいとうとぎつね)【職業】

イーストアイランドを中心に目撃例がある怪盗。主に狙うのは金持ちや汚い商売をしている

者達がほとんどで、盗んだ金品を売りさばき貧しい人々に分け与えているという。

警察や冒険家に日夜追われながら活動を続けている。

その正体がノーシュ・トレケインである事は、未だ誰にも知られていない。

 

 

・蒼翼の天使(カエルレウス・アンゲルス)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである諜報部隊。絶対に敵に回してはいけないと噂されている。

日々何かしらの情報を探っており、人前に姿を現わすことはない。その姿を見た事がある者は

民の中でも一握りである…とも。

部隊の特徴は青い翼を模したマント。

 

 

 

・ガジェット(ガジェット)【アイテム】

魔力を媒体とする小型電子機器。電話やメール、ゲーム等や魔力の実体化など、様々な事が

できる。現実世界でいうスマートフォンのようなもの。

冒険家には必需品であり、ギルドに所属している、あるいはソロで活動している場合も

冒険者育成連盟からそれぞれ一人一つずつ無料で支給される。

ギルドによっては独自のアプリがガジェットにインストールされていて、それを通して

メンバーと連絡を取り合ったり、依頼を受け取ったり、ギルドの情報を得たりすることができる。

 

 

・風の噂情報屋(かぜのうわさじょうほうや)【職業】

ノア・フルトゥナが個人で運営している情報屋。メンバーは彼女のみで、決まった活動拠点を持たず

大陸各地をふらふらと飛び回りながら情報を集めている。

彼女の持つ情報はどんな噂よりも正確で、冒険家や警察、情報センターの職員等様々な人物が

彼女の情報を頼りにしている。

決まった時間にカフェBorder Landに現れるらしく、その時間帯のみカフェは大勢の情報を

求める客で溢れかえるという。

 

 

・仮想人種(かそうじんしゅ)【種族】

電脳世界に住む住人。現実世界で言う人間だが、魔力を持ち魔法を扱える。いくつかに

分類された種族があり、それぞれ固有の能力を持つ。人ならざる姿をした者もおり、

種類はさまざま。

また、仮想人種そのものも魔力で形成されており、魔力を全て失うと消えてしまう(死ぬ)。

そうなると魔力の塊になり、電脳世界の一部となる。

 

 

・カル・タ・ロア(カルタロア)【民族】

ウェストアイランドにかつて存在していた古い民族。ウェストアイランドの古い言葉で

「現し世の民」の意味を持つ。

幻獣人だけで構成された民族で、ロアティシオ地方という地に小さな集落をいくつか作って

暮らしていた。外見も普通の幻獣人と異なり、骨格が動物のそれに近い。

他の仮想人種にはない特異な力を持っており、自らの命が尽きようとした際に自身の有する

魔力からレプリカの体「機(カラクリ)」を作り出し、魂をその機に移すことで転生し、

作り物の体ではあるが、永久の命を得ている(これを現世(ウツシヨ)と呼ぶ)。

カル・タ・ロアは寿命が短いため、これを繰り返して生き続けているとされた。

しかし、その実態はノースアイランドより現れロアティシオ地方に住み着いた侵略民族。

ウェストアイランドを支配される事を恐れた不死鳥の一族により滅ぼされ、現在は

その姿を見ることはできない。

 

 

・監視者(かんししゃ)【伝承】

電脳世界を監視する存在。人工知能と同じものと考えられており、マザーコンピュータを

機械的な名前と表現するのならば、監視者はヒトとしての名前である。

『マドのむこうがわ』という場所から電脳世界を監視しており、仮想人種全ての人生を紡ぐとされる。

電脳世界に崩壊の未来が訪れようとした際、仮想人種の分身を作り電脳世界に向かわせる。

人々と協力した後、世界が平和になり崩壊の未来がなくなった事を確認すると姿を消し、

元いた場所へと帰っていくという。

 

 

・共有空間(きょうゆうくうかん)【世界】

電脳世界において、仮想人種達が住む空間すべての名称。四つの大陸と一つの人工島で

形成されているが、元々は一つの巨大な島だった。

始まりの亜人ユリス=アルヒコは、その一つの巨大な島を『パンゲア』と呼んでいたらしい。

 

 

・切り立った山(きりたったやま)【地名】

フルーメルを取り囲む山の一つで、電脳世界で最も標高の高い山。正式名称は

ウェストアイランドの古い言葉で“気高き地”を意味する「ルルメク山」。

未だに仮想人種がたどり着くことができていない場所があり、何か大いなる謎が隠されて

いるのではないか、と登山家の間で噂されている。

 

 

・ギルド(ギルド)【団体】

電脳世界における「ギルド」とは、ある特定の技術に長けた者達が集い、目標のために

結束し活動を行う組織である。電脳世界で仕事をしている者のほとんどは、何らかの

ギルドに所属している。大陸各地に様々な種類のギルドが存在し、それぞれ個別に活動を

続けている。活動内容や規則も様々で、ギルドごとに特徴がある。これといって規則や規律を

設ける際の決まりはない。

 

 

・クーデルトーン(クーデルトーン)【地名】

イーストアイランド極東、イストリア地方近郊に存在していたとされる町。イストリア地方の

一部ではないが、おそらく似たような文明が存在していたのではないかと言われている。

イスティアの民滅亡と共に町は崩壊し、その存在はやがて歴史からも人々からも消え、

忘れられてしまった。

 

 

・暗闇の森(くらやみのもり)【地名】

ノースアイランド東の大部分を占める森。元々はフェンリルフォレストの一部だったが、

亜人による開発が行われてから分断され、暗闇の森となった。

鬱蒼と茂った木々により一日中太陽の光が届かず真っ暗で、暗闇を好む幻獣人が主に暮らしている。

 

 

・宵闇の流星(クレプスクルム・ステッラ)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである暗殺部隊。確実に対象を殺す技術を教え込まれた殺しの

エリート達が集う隊。実際会うと暗殺部隊所属とは思えないほどフレンドリーな人々が所属している。

部隊の特徴は目隠し用の魔法が込められた腕輪。

 

 

・劇団ジュエリードール(げきだんジュエリードール)【団体】

ノースアイランド・ミステルトイを拠点とする劇団一味。大陸各地に出向いてはサーカス団と

共にショーを盛り上げたり、ライブイベントで演劇を披露したり、魔法学校、冒険家育成学校

問わず文化祭の劇を手伝ったりと大きなものから地方の小規模なものまで様々な活動をしている。

劇団長はユズネ・パテーマ。上下関係が厳しいが、そのおかげで劇団内のいさかいは

ほとんど無いらしい。

ジュエリードールという名前は、かつて劇団を立ち上げた初代団長・ヨミという人物が

つけたもの。ステージを人形箱と例え、そこで宝石のように輝く人形達の劇団、という意味で

名づけたというが、それ以来ヨミは姿を晦ましてしまい、今現在も連絡がとれていない。

一体どこにいるのだろうか…。

 

 

・月光鳥(げっこうちょう)【団体】

電脳世界各地を音楽と共に旅する音楽旅団。イスティアの民のみで結成されていて、

団長はカイナ・メラン。予告もなく街に現れては演奏や劇を披露し、あっという間に

去っていくという。心を掴む(惑わせる?)魅力があるらしく、一度でも彼らの音楽を聴くと虜に

なってしまい、二度と忘れられなくなってしまうのだとか。

団名はカイナのペットである魔獣・カラスウサギの外見から。

 

 

・欠落種(けつらくしゅ)【種族】

仮想人種の特殊な種族の一つ。何らかの理由で、心を欠落に支配されてしまった者を指す。

元々欠落種として生まれることはなく、普通の種族だった仮想人種が負の感情に支配された

ことによって誕生する。

姿形は欠落種になる以前の種族のものと変わらない。寿命も元々の種族の寿命に+数百年ほど

される程度。能力も変わらない。

欠落を使役する力を持つ。本来は欠落を従え、他の種族や世界に被害をもたらさぬよう監視する

存在であったが、いつからか欠落のように世界を荒らす存在となってしまった。

有する力も欠落よりはるかに多く、危険視されている。

 

 

・幻獣種(げんじゅうしゅ)【種族】

幻獣人族の種族の一つ。想像上の動物に似た姿をした仮想人種。寿命は1000年~一万年ほど。

猫又、九尾、河童、人魚、一角獣などの姿が目撃されている。

陸獣種、水獣種、鳥獣種が長い時を生き幻獣種になるという例も存在する。

 

 

・幻獣人族(げんじゅうじんぞく)【種族】

電脳世界に住む仮想人種の一つ。人ならざるヒト。いくつかの種族に分かれており、

それを総称して幻獣人と呼ぶ。

強い魔力を持ち、空を飛べるものもおれば水中を自在に泳ぐものもいる。

亜人のように協調性を持つものは少ないが、大昔から魔力と共に生き、自然を守ってきた。

 

 

・幻魔種(げんましゅ)【種族】

幻獣人族の種族の一つ。想像上の生物に似た姿をした仮想人種。寿命は様々で、数千年

生きるものから不老不死のものまで。

天使、悪魔、鬼、吸血鬼、幽霊などの姿が目撃されている。

元々は幻獣種と分類が同じであり、十数年前に新たに分けられた。

死んだ亜人が、幻魔種に転生することもあるらしいが、ごくまれ。

 

 

・後天性○○族(こうてんせい○○ぞく)【種族】

長い時を生きる、または特殊な力を手にする、本来持っていたその種族としての特徴を

失う等をして、種族が変わってしまった仮想人種の名称。

先天性(通常の仮想人種)と比べ、外見や種族としての有する力にわずかな違いがある。

 

 

・黒龍の翼(こくりゅうのつばさ)【団体】

ノースアイランド・ミステルトイの街を活動拠点とする冒険者チーム。

リーダーはフリーム・アサナト。

街で事件が起こると颯爽と現れ人々を救う。登場時に戦隊ヒーローのような口上を叫ぶのが特徴で、

子供達からの人気がとても高い。

 

 

・古代種(こだいしゅ)【種族】

幻獣人族の種族の一つ。古代生物に似た姿をした仮想人種。寿命は数万年。特徴は爪、尻尾、

牙、鱗など。

太古の時代から生きている種族だが、大昔に起こった自然災害によって絶滅してしまった。

だが、どこか山奥や洞窟の奥深くで災害から逃れて眠っている者もいるらしい…

 

 

・コネクトタワー(コネクトタワー)【伝承】

センターサークルの中心に建つ巨大な塔。世界中全ての存在を見守り、魔力バランスの均衡を

保っている人工知能『マザーコンピュータ』がある。

ユリス=アルヒコとその弟・テラスの手によって、電脳世界を監視し、見守るために建設された。

 

 

・コネクトチップ(コネクトチップ)【伝承】

マザーコンピュータの行動・記憶回路を制御するデバイス。SDカードほどの大きさで、

動力源としてエーテルが使用されている。

「友情」「愛」「絆」「希望」「笑顔」というヒトに必要な五つの感情から作られた。

 

 

・混合種(こんごうしゅ)【種族】

電脳世界に住む種族の一つ。他種族の幻獣人同士のハーフ。寿命は様々だが長生きの者が多く、

数千年から数万年ほど。

他種族同士の間の子のため異質な外見の者が多く、地方によっては「キメラ」等の呼び名で

化け物扱いされ、恐れられていたりする。

 

 

・昆虫種(こんちゅうしゅ)【種族】

幻獣人族の種族の一つ。虫によく似た姿をした仮想人種。寿命はまちまちだが比較的短く、

種類によっては亜人より短命な者もいる。特徴は羽や角、触覚など。

個体数は陸獣種や水獣種などと並び多い部類に入るが、電脳世界でその存在を確認することは難しい。

その理由の一つに、昆虫種の特徴である「人種のほとんどが多腕」が挙げられ、その外見の

異形さから差別をうけ、種族を偽らざるを得なくなったからだとされている。

現代、昆虫種は角や羽を自ら切り落としたり、マントやポンチョなどの体を覆う服で腕を隠し

たりして、自身は亜人だと偽り暮らしているという。


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