*さ行

・サルフィナ海域(サルフィナかいいき)【地名】

ノースアイランドの北に位置する、巨大氷山が浮かぶ極寒の海域。

この地に暮らすものは限られた幻獣人のみで、非常に強い寒さへの耐性を持っていないと住むこと

はできない。常に猛吹雪が吹き荒れているため、不用意に立ち入ると凍えてしまうぞ。

 

 

・サンバル島(サンバルとう)【地名】

イーストアイランドの北に位置する有人島。ガジェットやディメンションゲートの起動に

必要な魔法電波を世界中に供給している電波塔が建っている。

島の地下には罪人を収容している監獄があり、罪を犯した罰として彼らが電波塔の整備を任されている。

一度罪を犯し入ったら二度と出てこれないと噂されていて、一部の仮想人種からは「監獄島」

と呼ばれているとか。

 

 

・平穏を守る盾(シーァハーン・シュキーア)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである看護部隊。主な活動内容は住民の怪我・病気の治療。

島の中心部に巨大な医療施設を持ち、各地に隊員を派遣し住民達の健康を守っている。

部隊の特徴は左目に埋め込まれたガラスの義眼。見た者の健康状態を知ることができる。

 

 

・永遠なる調和(シィーリー・コヴヘィール)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである魔獣使役部隊。主な活動内容は魔獣の飼育・管理、害獣の駆除。

簡易的なツリーハウスを作ったり、草原を渡り歩きながらテントを張って暮らしていたりと

原始的な生活をしている。

 

 

・輝焔の詩(シャルヘヴェット・ピユート)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである楽団部隊。民を楽しませる劇団のような存在。

島中を旅して回っていて、コンサートやミュージカルを披露している。

部隊の特徴は音符の形をした髪留めのピン。

 

 

・楽園の再誕(ジャンナ・ウィラーダ)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである魔法管理部隊。主な活動内容は魔法・能力の使用監視。

ティズルミア島の魔力量を常に監視していて、住民の魔法・能力使用により魔力バランスが

乱れぬよう調整して回っている。暁の精霊と仕事内容は似ているが、混同されるのを

嫌っているため彼らの前では似ていることをあまり口にしない方がよい。

部隊の特徴は美しい装飾が施されたサークレット。

 

 

・獣神族(じゅうしんぞく)【種族】

電脳世界に住む仮想人種の一つ。幻獣人と霊神のハーフ。

神秘的な力を持つ幻獣人で、神格化された存在である。寿命は霊神族と同じく存在せず、

長い時を生き続けている。

時紡の民と共に発見された。現在ティズルミア島以外での獣神族の目撃例はなく、この島に

しか生息していないものだとされている。

輪っかの形は霊神族と同じ満月型で、自由に消すことはできない。

 

 

・ジュエルフォレスト(ジュエルフォレスト)【地名】

イーストアイランド東に位置する森林地帯。数多くの魔獣や幻獣人が暮らしている。森に

満ちる魔力によって木々や果実、朝露や風までもが宝石のように煌めいて見えることから

この名前がつけられた。

 

 

・情報センター(じょうほうセンター)【団体】

イーストアイランド・レストマイアの中心街に建つ一大企業。世界中にあらゆる情報を

発信している。正式名称は『株式会社バシレイオン・情報センター』。社長はウルド・バシレイオン。

様々な部署があり、情報の発信のほか、手紙等の配達業も兼任している。企業の中でも

トップクラスの知名度を持ち、情報センターに入社することを目標とする若者も多いようだ。

 

 

・魔獣の囁き(ショウレイ・ディーユーション)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである情報伝達部隊。島で起こった出来事や事件を各地に伝えて

回っている。蒼翼の天使と深い繋がりがあり、共に活動していることも。

部隊の特徴は使い魔として使役する魔法生物を所持していること。魔道具とは違い、

部隊リーダーより独自に配布されている。

 

 

・贖罪の瞳(しょくざいのひとみ)【民族】

ティズルミア島の住人、部隊含め全ての時紡の民を監視する存在。罪を犯した人物を投獄し、

断罪する役目を担う。

島の中心部に巨大な塔と都市を持ち、そこで極秘裏に活動している。

一般民の立ち入りは禁じられており、彼らが何者なのかを知る者はいない。

 

 

・シルキーフォレスト(シルキーフォレスト)【地名】

ウェストアイランド西に位置する森林地帯。かつては精霊の森と呼ばれ、数多くの精霊種が

生まれる森であったが、戦争においてその大部分が焼失、大勢の精霊種が死に絶えてしまう。

現在ラクトブルクの森林保護団体によって植林が行われ森のほとんどが元に戻っているが、

昔のように精霊が生まれる森ではなくなってしまった。

 

 

・深淵の猟奇団(しんえんのりょうきだん)【団体】

欠落種が集う大規模な犯罪組織。世界の崩壊と支配を掲げて活動しており、冒険家達と敵対

している。詳しいアジトの場所は仮想人種は誰も知らないが、センターサークルの地下奥深くに

存在している。

ボスの名前は『テラス=アルヒコ』、ユリスの弟。仮想人種との共存を望む姉と真逆で、

仮想人種の滅亡と世界の改変を目論んでいる。そのためユリスとは不仲。

強大な力を得るため、五つの神話の謎を解き明かそうともしている。

 

 

・人工生命再生装置(じんこうせいめいさいせいそうち)【アイテム】

エーテルをコアとする魔力機械。永久的に魔力を生み出し続ける。そのままでは使えないが、

対象となる生物の体内に埋め込むことにより、その生物に永遠の命を与えることができる。

初号機となる最初の装置はユリス=アルヒコが制作した。人間の寿命は仮想人種に比べはるかに

短く、電脳世界の事をもっと長く研究し続けるために作り出したと言われている。

 

 

・水獣種(すいじゅうしゅ)【種族】

幻獣人族の種族の一つ。水辺に住む動物や、水中に住む生物に似た姿をした仮想人種。

寿命はおよそ500年。特徴は水かき、尾ひれなど。

動物に似た姿をした者は水辺、水中生物に似た姿をした者は川や湖、海などの水中で暮らすことが多い。

 

 

・SCAR(スカー)【団体】

マックラック出身の科学者によって結成された凶悪集団。かつては危険分子として隔離されて

いたが支配を逃れ脱走、姿をくらませてしまった。

世界中を逃げ回り、危ない薬や魔法を作り出したり、危険な人体実験を繰り返し行って

いるため、全世界に指名手配されている。

最後に目撃されたのは浮遊大陸ルカンドアで、その時起こった大嵐に巻き込まれ団員全員が死亡した。

 

 

・sky40(スカイフォーティ)【団体】

電脳世界で最も有名なアイドルグループ。レストマイアで結成された。

リーダーはスカイ・アーデイン。大空にはばたく鳥のように、自由で、そして穢れのない存在で

い続けよう、という意味を込めて名付けられた。

メンバー達はいくつかのグループに分かれ、それぞれ世界各地を回ってライブやショーを

行ったり、テレビやラジオに出たり、本拠地で公演を行ったりをローテーションしながら活動している。

 

 

・ステリア(ステリア)【地名】

サウスアイランド極南に位置する島。原始民族である星降りの民が暮らす流星の降る地。

神話に語られる知識の始まり・アステールが最初に降り立った地で、島の祭壇には彼女を

象った巨大な像が立っており、民は日々祈りを捧げている。

 

 

・精霊種(せいれいしゅ)【種族】

幻獣人族の種族の一つ。自然から生まれたという仮想人種。不老不死であり、自然の誕生と

ともに生まれた。推定年齢は数億とも。

特徴は羽。電脳世界に住む精霊種のほとんどは女だが、男もいる。男女比はかなり偏りがあり、

精霊種1万人に男が一人いるかいないかの割合。そのため男の精霊種はかなりのレア物。

女の精霊種の特徴は4枚二対の羽、常に空中に浮いているため足がないの二つだけだが、

男の精霊種は2枚一対の小さな羽、異常に低い背、とがった耳、足がある等、様々な特徴を持つ。

あまり人前に姿を現さず、心を許した者か、精霊使いの前だけに現れる。自身が宿る自然や、

背中の羽を失うと消えてしまう。

羽はあらゆる薬の材料になるため、乱獲され数が激減している。

 

 

・精霊使い(せいれいつかい)【職業】

仮想人種の職業の一つ。自然の魔力を従え、自在に操ることができる。

「精霊魔法技術会」と呼ばれる組織によって統率されていて、非常に規律が厳しい。

「精霊使い」は広く一般的に呼ばれている総称であり、実際はいくつか種類が存在する。

パートナーとなる精霊種と契約し、その力を使役する「精霊使役師(せいれいしえきし)」、

あらゆる自然の魔力を使いこなす「精霊術師(せいれいじゅつし)」、

その両方をマスターし、自在に扱える「精霊魔導師(せいれいまどうし)」の三つ。

全ての精霊使いは精霊魔導師(一流の精霊使いとも呼ばれる)となることを夢見ている。

精霊使いになるためには自然の力が扱え、自然と心を通わせることができるようにならねば

ならない。そのために精霊使い専門の学校で学んだり、有名な精霊使いに弟子入りしたりして

知識を得る必要がある。独学で学ぶ者もいるが、その数は非常に少ない。

精霊使いにはそれぞれ熟練度によってランクが決まっており、精霊使いが持つことを義務づけられ

ている「精霊使いの杖」を見ることで分かる。

杖の中心にはめ込まれている「宝玉」は精霊使いの種類を表す。赤は使役師、青は術師、

虹色は魔導師。杖についている「宝石」がランクを表し、この数が多くなるほど格の高い

精霊使いとなる。

学校があることや有名な人物に弟子入りして学ぶ点など、冒険家に似ている部分があるが、

彼ら曰く精霊使いと冒険家は似て非なるもの、らしい。

 

 

・精霊使い育成学校(せいれいつかいいくせいがっこう)【団体】

精霊使いを目指す者達が集う学校。精霊魔法技術会の本部があるマドラに建っている。

正式名称は「精霊術技園(せいれいじゅつぎえん)」。

精霊使いを育成するための場所は電脳世界の中でここにしかなく、独学や弟子入りして学ぶ

者を除きほぼ全ての精霊使い見習いがこの学校へ集まってくる。

「異名制度」という独自の制度があり、学校に在籍する生徒はすべてこの「異名」を持つ。

精霊使いの肩書きのようなもので、優れた知識を持つ者や成績の良い者には位の高い異名が与えられる。

「上位の異名=精霊使いとして優秀な証」であり、有名になることができるため、生徒達は

より良い異名を得るために勉学に励んでいる。

 

・ゼクレイ高山(ゼクレイこうざん)【地名】

イーストアイランド北にそびえる巨大な山岳地帯。夏でもあまり気温が上がらず、山のふもとを

避暑地として利用する者も多い。

登りごたえのある山が連なっているため登山者も多いが、頂上付近は突然強風が吹くことがあり、

毎年何人か死亡者が出ている。登る際は注意。

 

 

・晴天の大嵐(セレーノ・テンペスタ)【民族】

時紡の民の部隊のひとつである天候管理部隊。ティズルミア島全域の天候を一定に保つのが

主な仕事。住民の要望で、島にはない四季やオーロラなどを表現することも。

部隊の特徴は天候によって色が変わる不思議なマフラー。

 

 

・双魔種(そうましゅ)【種族】

仮想人種の特殊な種族の一つ。能力を二つ持つ者を指す。元々能力を二つ持って生まれてくる

仮想人種はおらず、双魔種はすべて何らかの理由で扱う能力が増えた者のことを言う。

彼らは一つの魔道具で二つの能力を行使するため体にかかる負担が大きく、著しく短命で

あったり、病弱であったりする。

そのことから、三つ以上能力を持てる仮想人種は存在しない。


←か行       た行→