・ナイトメア(ナイトメア)【職業】
ある特定の幻獣人族のみがなれるという特殊な職業の一つ。仮想人種の夢の中に入り、夢の内容を
変更するのが主な仕事。夢をまともなものに書き換えて事件や事故を未然に防いだり、悪人に悪夢を
見せて罰を与えるのが彼らの役目だが、仕事をサボっていたずらばかりしている者がほとんど。
・ナインテール王国(ナインテールおうこく)【地名】
ウェストアイランド南に位置する、九尾の女王が統べる幻獣人の国。
かつての時代、幻獣人こそ至高という考えの下、他地方より亜人を攫ってきては奴隷のように
働かせたり、罪のない亜人を皆殺しにしたりする等、差別的政治を続けていた。
戦争によりその考えは激化し、大陸中を巻き込む争いに発展したが、現在は終結し、新女王の
指揮によって亜人と手を取り合う共存の暮らしが続いている。
・ナナツボシ(ナナツボシ)【団体】
7人の欠落種によって結成されたお尋ね者チーム。自分達の持つ能力を使い、人々を操って罪を
犯させる事を目的として活動している。
元々メンバーは皆イーストアイランド北の監獄島に投獄されていた犯罪者であり、深淵の猟奇団に
よる大規模な監獄島襲撃事件(後の囚人大脱走事件)の際にボス・テラス=アルヒコと出会い、チーム結成、
脱獄し島を出た。その後テラスにアジトへ招き入れられ、深淵の猟奇団に加入する。
チームの名前の由来は監獄の制度によるもので、罪を犯した者達が収容される牢は軽い罪のものから
一つ星、二つ星…と増えていき、一番重い罪を犯した者達が収容される最下層の牢屋の名前が
『七つ星』だったため(メンバーは皆そこに収容されていた)。
・名もなき島(なもなきしま)【地名】
ウェストアイランド南に位置する島。かつては「竜樹島」と呼ばれ、ドラゴン種だけが住まう
神秘の島だったが、彼らを恐れた亜人達の手によって島に火が放たれ、ほぼ全て絶滅してしまった。
現在はその名は歴史から失われ、名もなき島と呼ばれている。
・南方の刀華(なんぽうのとうか)【団体】
イーストアイランドの中心、レストマイア郊外の外れにある冒険者ギルド。
いくつかの冒険者育成学校と連携を持ち、世に有名冒険家を何人も排出している有名なギルドである。
親方はマキア・エレオス。
全寮制であり、所属する冒険家は住み込みで働いている。地下にメンバー専用の部屋があり、
日々極秘裏に増設されているとか。
基本自由行動が許されており、規則も厳しくなく活動できることから、入門を希望する冒険家見習い
の数は多い。しかし、所属している冒険家のレベルが高いからか、頻繁に高難度の依頼が舞い込んで
くるため、入門してから現実を目の当たりにしギルドを去っていく冒険家も後を絶たないようだ。
ギルド名の由来は「南方」=サウスアイランド「刀華」=マキアの能力 であり、そのままサウスアイランド
出身であるマキア本人を指す名称となっている。
・濃霧の谷(のうむのたに)【地名】
ウェストアイランド中心部、フルーメルの山岳地帯と切り立った山を隔てる大きな谷。正式名称は
ウェストアイランドの古い言葉で“暗がりの霧の丘”を意味する「アリウ スララリス」。
なぜかこの谷だけは強風が吹かず、常に深い霧に覆われている。
過去に何人か冒険家がこの谷を調査しようと立ち入ったが誰も帰ってくることはなく、実態は謎に
包まれている。
・能力(のうりょく)【世界】
電脳世界を構成する物質。現実世界で言う電子(プログラム)。世界中すべての存在を形作っていて、
仮想人種達の力になる。何かしらの異常が起こると崩壊し消失する。
魔力の異常は電脳世界の崩壊につながるため、冒険家達が各地をくまなく探索して異常がないかを
チェックしている。
仮想人種はこの魔力をあらゆるものから貰い、自分なりに形や効果を変えて『魔法』として放つ。
また、能力を使用するときにも使う。ちなみに使用量は『魔法<能力』
元々電脳世界に魔法という技術は存在せず、始まりの亜人ユリス=アルヒコが現実世界から持ち込んだ
技術を応用し『現代科学+電子プログラム』によって人工的に作り出されたものである。
五つの神話の登場人物である魔法の始祖・バシレウスによって電脳世界中の仮想人種達に伝えられた。
魔力・魔法の属性は四大元素である「火・水・風・地」、互いに力を打ち消し合う「光・闇」、
そしてどの属性にも当てはまらない「無」の7つ。
電脳世界に存在するすべての存在・力に属性が付与されている。無属性の魔法は非常に珍しい。
・ノーセス(ノーセス)【地名】
ウェストアイランド極北にかつて存在していた町のひとつ。戦争によって大陸が滅び、現在は
「滅亡の地」と呼ばれている。
シルキーフォレストからやってきた精霊達が数多く住んでいたという。